こんにちは、RIOです。
今回は、前回のショパンとよく並べられるリストをご紹介いたします。
Franz Liszt
フランツ・リスト(1811〜1886)は現在のハンガリー出身で、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各地で活躍した作曲家です。
父親の手引で音楽を始め、すぐ才能を示したリストは1822年にはウィーンに移住し、ウィーン音楽院にてピアノの人なら誰もが知るツェルニーや、サリエリに師事しました。
ちなみにウィーンのピアノを体感していただくのにもってこいのピアノ「GP-510」がottoにございますので、是非体感しにいらしてくださいね!
話を戻して、、、、、、
また翌年1823年にはベートーヴェンにあい、賞賛されています。
同時代のスーパーヴァイオリニスト・パガニーニに感銘を受け、自らも超絶技巧を目指しました。
また、ショパン、シューマン、メンデルスゾーンとも親交が深く、よく互いの演奏会にも顔を出したそうです。
女性との交流も多かったようですが、1835年からマリー・ダグーと10年間同棲を続けました。その際にもうけた子供のうちの一人が、次に紹介するワーグナーの妻であるコジマです。
1848年、ヴァイマール宮廷楽長の就任した頃からは、ピアニストとしての活動を終え、作曲や指揮者として活躍するようになりました。
1861年、ローマに移住し僧籍に入ったリストは、やはりキリスト教に関するを多く作曲するようになりました。その後は作品における調性が薄れていき(無調に近い)、その作風が後のドビュッシーやラヴェル、メシアンなどに影響を与えることとなりました。
そして、1886年に亡くなりました。
ここで有名曲をご紹介!!
ottoで開催しているotto piano Concours vol.01の課題曲でもある「愛の夢第3番」
ラ・カンパネラ
交響詩「前奏曲」
リストとピアノの関係性
もちろんリストは有名なピアノ曲がたくさんありますが、そもそも彼自身がスーパーピアニストだったという背景があります。
当時から「ピアノの魔術師」と呼ばれ、今で言うアイドル的存在だったといいます。
グリーグやフォーレ、メンデルスゾーンらの曲を初見で弾きこなしたと言われていますが、唯一前回取り上げたショパンの練習曲だけは初見で弾けなかったと言われています。
と、とにかくピアノが弾けるリストですが、やはり彼の曲も難しいものとなっています。
手が大きかったらしく、楽曲には10度(ドから1オクターブ上のミまで)が余裕ででてくるようです。
また両手を広げて、低い音から高い音までふんだんに使ったり、手を交差しないと弾けないフレーズもあります。
これだけ大胆にピアノを使っていたので、よくピアノが壊れたようで、1演奏会に3台ピアノを用意するということもあったそうです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
聴き映えも弾き映えもするリストの曲、素晴らしいですね。
ちなみに、本日ちらっと紹介したGP-510に内蔵曲として、愛の夢第3番とラ・カンパネラが収録されております!
ぜひぜひ聴きにお越し下さい!