電子ピアノ専門店/ピアノ教室ottoオリジナルソングが完成しました。歌詞についてちょっと説明してみる。

ottoのようすけ管理人です。

ottoのオリジナルソングが遂に完成しました。

作曲はottoメイン講師菊地沙織、作詞は私ottoようすけ管理人です。

遂にっていうと、すごく前から構想してたみたいですが、実はノリで作りました。

プロの方や音大卒の方はまだしも、作曲っていうと、結構構えちゃう方も多いかもしれません。

作曲って結構簡単!?

作曲っていうと、結構難しいというイメージがあります。
でも、そんなことはありません。
作曲はほとんど誰にでもできる楽しい作業です。

作曲の手法は、色々ありますが簡単なのは鼻歌で「るーーるーるー♪」って歌って、それをピアノやもしくはほかの楽器でなぞってみる。

それをドレミで記録する。それでもう既に作曲なのです。

勿論アカデミックな名曲には遠く及ばないかもしれません。
しかし、そのように作られた、たとえ4小節だったとしてもそれはオリジナルソングといえるのです。

私は日本最大級のトラックメイク/作曲の大会BEATGRANDPRIXを主催しています。

毎回何百人というアーティストが応募してきてくれます。
勿論応募してくる方々は素晴らしいスキルを持っていると思います。

しかしそんな彼らでも最初はおっかなびっくりに音符を置いたり、確信のないままに曲を作ったりしてきたわけで。

要するにやるかやらないかだと思うんですよね。

作詞は難しいんじゃ?

今回の楽曲の作詞は私が担当しました。

告白します。

言わなければいいのに、言っちゃいますが、、、

たった5分で作りました。

だから、玄人の人から見たらもっと韻を踏んだ方がいいとか、前後間の脈絡など、色々な突込みがあるかもしれません。

でも、私はこれでグラミー賞を狙っているわけでもなく、あくまで歌詞もあったらいいな、、程度に思ってたので、5分の思い付きでいいと思って作りました。そんなに暇じゃないですし。

ただ作る前に若干のイメージはしました。
折角なのでこの場をお借りしてちょっと説明します。

ピアノって文字を付けると陳腐になるのでは?

作詞するにあたってとにかくピアノという文字は使いたくないと思いました。
実際に使用しているのは一か所だけです。
ピアノ専門店ottoの曲なので、例えば「弾く」と表現したらそれは、ピアノに決まっているわけで。

それをいちいち「ピアノを弾きます」「ピアノが歌う」とか連発するとわかりやすいのですが、陳腐になってしまうのです。聞き手の創造を膨らますためにはあまり具体的に表現すると歌の世界観が狭まったりする場合があるのです。

いろんなお客様に演奏していただきたいという思いを込めて「みんなのうた」にしたかった

ottoはピアノのお店で、老若男女問わず楽しんでいただけるPEACEなお店にしたいと思っていました。
だから、誰が歌ってもそれなりにグッとくるように、抽象的な言葉をあえて使い、どういった方でも当てはまらないことはない、という感じで作ってみました。

また、音楽は人種や肌の色や性別、身分などすべてにおいて平等です。
(実はこれは当社オタイオーディオ株式会社の経営の裏テーマになっています。)

だから音楽の可能性を信じたい。音楽によっていろんな国のいろんな人が愛に包まれてほしい、そんな思いを載せたかったのです。3番はモロそんな感じになっていますね。

1番から→4番の流れを作ろうと思った。[歌詞解説します。]

せっかく1から4番までありますし、メロディ展開的にシンプルなので、歌詞には多少のドラマを入れ込もうと思っていました。

[1]
桜の並木
歩いて向かう
今日のピアノは
ご機嫌いかが

ピアノスクールに通うピアノ大好きな小さな女の子。
恋愛したこともない女の子だけど、結果的にピアノに恋をしてて、わくわくしながら教室に向かって歩いていきます。

ちなみに「桜の並木」と最初に宣言すると、歩いているのは「おっさん」じゃない(笑)という宣言にもなります。おっさんが桜の並木を歩いてもいいのですが、でもやっぱ少女ですよね。

さらにちなみに「いちょうの並木」とすると、もうちょっと大人っぽくなります。
おっさんを表現するなら、「ネオン街」とか「赤ちょうちん」とか「ガード下」とかで一発です。

[2]
私の指が
どきどきしてる
さあ踊りましょ
明日のために

ここでも、あくまで少女的な言い回しを強調しています。
ピアノに恋した女の子がドキドキしながら、大好きなピアノと明日に向けて成長していきます。

ピアノがその少女の未来をいざなっていく感じ。

ちなみに指がドキドキする事って皆さんありますか?
私は図工の時間に彫刻刀で指を切って大量出血して、指がドキドキいってた思い出があります。

しかし普通、指はドキドキしませんよね?

そこにギャップをつくって面白さを演出しました。

[3]
いろんな国で
いろんな音が
鳴り響くんだ
愛に包まれ

1,2で展開されたピアノに恋した少女、、こんなありがちな話が世界各国に存在します。

同時多発的に鳴り響く、小さな音楽だけど、たくさんの音楽。

こんな音楽で地球が包まれたなら愛で地球をおおえるのではないかという事を3番で表しています。

[4]
みんなそれぞれ
希望を胸に
今日も弾きます
あなたのために

そして、いつか少女は大人へと変身し、やがて誰かのために曲を弾く日が来るのであろうという意味を持たせました。

あるものは両親に、あるものは恋人に、あるものは我が子に、あるものは自分に、、あるいはここまで自分自身をいざなってくれたピアノのために。

3番で広がった世界観がまた最後個人に落とし込まれます。

私の尊敬するミュージシャン、デュークエリントンがこんな言葉を残しています。

There are simply two kinds of music, good music and the other kind.
音楽には二種類しかない。よい音楽とそれ以外だ。

当たり前やん!!!!

たしかにw当たり前です。でもこの言葉の背景には・・・・


あなたの好きと思った音楽!!!

あなたが良い!と思った音楽!!

それを信じなさい!!!!

って言ってるんです。

だから、好きにみんな音楽を表現したらいい、、それぞれのメッセージがあって、それぞれの主張をすればいい、音楽ではそれが許される。表現の自由。

それが音楽。

そのあなたが良いと思った音楽を大事な誰かに届けてあげてほしい。

そんな風にこの曲は終わるのです。

曲のタイトルの由来

曲のタイトルの由来ですが・・・

「ちょっとー」と「おっとー」でなんか気持ちよいなあって思った。

「ちょっと」っていうのが主人公がなんとなく小さな女の子なので、「ちょっと」っていうイメージだった。

途中恋をする描写があって、「ちょっとだけ」ってのが恋の微熱感にはまるなあと思った。

そんな理由で「ちょっとだけotto」というタイトルにしました。

さんざんかわいい感じの描写を書いてますが・・・

私の正体はいい感じのおっさんです!読み返すと我ながら気持ちが悪いので、あまり読み返さないようにしよう(笑)。

よかったらotto店頭に弾きに来てください。

ってわけで、ottoメイン講師菊地沙織の作曲もばっちりな「ちょっとだけotto」是非秋葉原otto店頭に弾きに来てください!

またアレンジなんかを動画で投稿してもらったり、、、できれば弾き語りいただければ泣きます!泣いて喜びます!!!!

じゃあまたです!

ottoようすけ管理人でした!