【クラシックファン必見】クラシック音楽総合誌「音楽の友」編集長岩永昇三氏に「音楽の友」誌の事を色々聞いてみた!

皆様こんにちは、ピアノ・鍵盤楽器専門店/スクール otto のRIOです。

先日otto ようすけ管理人と当店スタッフでプロピアニストの菊地沙織が神楽坂にある音楽之友社を訪問し、『音楽の友』の編集長 岩永昇三氏にインタビューしてまいりました。

ですので今回は特集として、日本を代表するクラシック音楽総合誌『音楽の友』について解説していきたいと思います。

『音楽の友』とは

1941年(昭和16年)に10月に内務省警報局検閲科による芸術の統制で、『月刊楽譜』『音楽世界』『音楽倶楽部』の三紙が統合してできた音楽雑誌です。

その後の1943年には戦争の影響を受けながらも『音楽文化』『音楽知識』を創刊します。

1946年に『音楽知識』は『音楽之友』へと名前を変え、現代まで続いてきたものが『音楽の友』です。

『音楽の友』の存在

『音楽の友』はクラシック好きなら、一度は聞いたことのある雑誌です。

創刊された1940年代は、実は音楽系雑誌の数がかなり多かったそうです。

戦争の影響はとても大きく、西洋の芸術への制限や検閲、資源の大幅な減少など大きな壁が立ちはだかりました。

ですが西洋の文化は目新しく、刺激的なものであることに変わりはなく、多くの人に必要とされてきたために、『音楽の友』は激動の中をくぐり抜けてきました。

今の世の中は、ネット社会と言われるほどに多くの情報を簡単にネットで入手することができます。

楽譜も作曲家のプロフィールもすぐに出てきますよね。

ですが日本のクラシック文化を見守ってきた『音楽の友』には、ネットでは入手できない『ロマン』が詰まっていると思います。

それこそがこの雑誌の大きな存在価値になっていると思います。

岩永氏と『音楽の友』のこれから

岩永氏は臨機応変に音楽の情報と向き合い、どんどん新しいものを作り上げていきたいと考えていらっしゃいます。

過去に出版したナンバーを見返すと、四半世紀ほど同じ形で作られてきていたそうです。

今の世代はどんどん「モノ」から離れていっている中で、いかに手にとってもらえるか。いかに買ってもらえるかがとても大事になります。

「いかにして過去からの伝統を受け継ぎながら、新しいものを生み出せるか」を考えていらっしゃるそうです。

新しいものを生み出すというのはとても難しいことです。

答えはなくとも、そこから模索し生み出し続けることが芸術の土台になると思います。

岩永氏の手掛ける『音楽の友』はこれからもクラシック文化を支えるコンテンツですね!

最後に

いかがでしたでしょうか。

興味が沸かれた方も多いのではないでしょうか。

私ももう少しオタクになりたいので、読みたいと思います!

また、岩永氏のお話にはとても感銘しました。

ぜひみなさまも動画をご覧になってくださいね。

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