前回世界三大ピアノのお話をしました。
今回はその中のもう一つ!ちょっと他のピアノとも異色な存在のBösendorferをご紹介してみたいと思います!
さて数あるピアノメーカーの中でもちょっと異色の雰囲気を持ち、音色も商業的なところもスタインウェイとは真逆のピアノ「Bösendorfer」
誕生はハイドン、シューベルト、そしてモーツァルトを生んだ音楽大国オーストリアでイグナーツ・ベーゼンドルファーによって生まれます。
「ウィンナートーン」というなんだかジューシーなにおいがしてきそうな名前ですが、この音色を作ることによって最高品質の音色を奏でることができるのです。
しかし低音の倍音や高温の倍音やらの関係が難しく、弾きこなすのはとても大変なものでした。
あの伝説的ピアニストに認められた唯一無二のピアノ
長い歴史の中で世界的に有名なピアニストは沢山いますが、このピアニストを超えられる人は恐らくいないでしょう。
超絶ピアノ技術に加えかなりのイケメンで一説ではかなりのプレイボーイだったという僕の最も嫌いなタイプの(笑)偉大なるピアニスト「フランツ・リスト」
イケメンでピアノ上手いやつはずるいですね!僕にももう少し整った顔があれば絶対もう少しモテてたはず・・・・。
さて本題のリストですがヴァイオリンの名手「パガニーニ」の演奏を見て「僕ピアノのパガニーニになるもんね!!」といい、「超絶技巧練習曲」などを生み出したまさにピアニストの超巨匠。
彼の沢山の曲の中で有名なのはやっぱり「ラ・カンパネッラ」
元々パガニーニの曲に基づいて作られた「パガニーニによる大練習曲」という中の一曲。
休憩なしのピアニスト泣かせの難曲です(笑)
ちなみに僕の大好きな音楽漫画「ピアノの森」では主人公の一ノ瀬海君と友達の雨宮君が再開したとき雨宮君が「海くんのピアノを聴きたい」とお願いしたところ弾いた一曲でもあります。
「リクエストを受ける余裕はないぜ」と言いながらもこれを選ぶのは中々イケてるんじゃないかと思いましたww
もちろんこの演奏で色々悩んでいた雨宮君がさらに悩んでしまうのですが・・・w
「ピアノの森」読んだことありますか??僕は何回も読んで何回も同じところで泣いています。超オススメ!
アニメもいいですが是非ぜひ漫画をお読みください!
さて話は逸れましたが、そんなこんなでこんな曲を作る人なのですから演奏も半端じゃないんですね。
演奏するたびにピアノを次々と壊していくのです(笑)
一台何千万・・・。ピアニスト泣かせだけではなくピアノ職人泣かせでもあったのです。
しかしそんな彼の演奏に唯一耐えたピアノがありました。それが何を隠そうBösendorferなのです!!
そこからBösendorferの名前は一気に広がり、世界的なメーカーとなりました。
しかしBösendorferは今でも職人が一つ一つ手で作り、1台に1年かけるため経営難に陥ってしまいます。
今はなんとYAMAHAに傘下にいます。しかしYAMAHAは製造や職人に一切口を出さないということを貫いているそうです。
一見ライバルにも見えますが、お互いのリスペクトが感じられますね!
工場までも赴いたほど、自宅にも置いたほど愛した「鍵盤の皇帝」
Bösendorfer弾きとして有名な人の中にはジャズ界の「鍵盤の皇帝」ことオスカー・ピーターソンがよく知られています。
彼は好んでBösendorferを使用しており、これはジャズピアニストとしては珍しいのです。
ちなみに楽曲制作の音楽プラグイン「EAST WEST」にはBösendorferがモデリングされた音源があります。
僕も使っていますが結構いいですね!「EAST WEST」も世界的に有名なメーカーです。
中々Bösendorferを聴ける場所はないかもしれませんが、皆さん是非どこかで聴いてみてください!
落ち着いた音色、希少価値、温かみ・・・。
世界が愛した音色を是非是非!!
■otto(オットー)SNS■
●twitter
https://twitter.com/OTTO80313682
●instagram
https://www.instagram.com/otto_piano/
●facebook
https://www.facebook.com/pianootto
●youtube