ピアノ豆知識Vol.4 「YAMAHAとKAWAI」

あっついですね!!もう空には入道雲、そして夏らしいゲリラ豪雨など季節の移り変わりを感じます。
入道雲を見れば「ラピュタだ!」と思ってしまうのは私だけでしょうか?

あるいは「空島だ!!」と思ってしまうのも私だけではないはずです。

空を飛ぶ島というのはいつまでも男心がくすぐられますよね・・・!
音楽もロマンを持ってこそのすばらしさがあると思います!

このブログ、ちょくちょくワンピースが出てきますが、もうバレていると思いますが私(優秀なスタッフ一輝)はワンピースを人生の漫画と決め、愛し、ともに成長しております。
10か月になる子供がおりますが、必ず読ませるつもりです。

そういえば最近ottoのYoutubeもちょくちょくアップされておりますので是非ご覧になってみてくださいね!
https://www.youtube.com/channel/UCsAqZvooaON7OaA5J_aVYPg/

さて遂に「三大ピアノシリーズ」(勝手につけました(笑))もラスト!我らが日本「YAMAHA」と同じく日本のブランド「KAWAI」の意外な関係性、皆さんご存知でしたでしょうか?

YAMAHAは1897年に山葉寅楠によって創業されます。

きっかけは小学校のオルガンの修理を任されたことに始まるそうです。
「これなら僕作れるもんね!!」と思い立って分解し、作り出したとのことです。
当時は国内でも音楽教育が始まったばかりでこれから必ず学校にオルガンが必要になる!それが国の経済のためにもなる!ということでオルガン制作が始まりました。

本人も音楽知識がないため、オルガンが出来ても音が悪かったそうです。意見を聞くため今の東京藝術大学音楽部である音楽取調所へ浜松からオルガンを担いで箱根を越えた、という話はとても有名な話です。

専門家の話を聴き、試行錯誤してやっと販売できるレベルのオルガンを作ることができました。

その後徐々に売れ、ついに「日本楽器製造株式会社」となります。

オルガンの次はピアノ!!

オルガンができれば次はピアノ制作に取り組みました。
しかし、グランドピアノを国産で作るにはどうしても当時日本になかった「ハンマーアクション」の技術が必要だったのです。
そこで山葉がアメリカへ部品調達に行く間この開発を河合小市という男に託します。

冒頭でも触れました「YAMAHAとKAWAIの関わり」

そうです!なんとこの河合小市という男こそ「KAWAI」の創業者なのです!

簡単に言えば「KAWAI」の創業者は「YAMAHA」の技術者だったのです!!

大役を任された河合小市は不眠不休の開発の末遂に「ハンマーアクション」を完成させます。
この報告を本人から聞いた山葉と河合はアツい握手を交わしたとのことです。
泣けますね~~~!!

こういう流れでついに国産のグランドピアノを完成させることができました。

その後河合小市は独立。「河合楽器」を創業し、互いに日本の楽器業界を支える存在となるのです。

「YAMAHA」も「KAWAI」も今でもどちらも素晴らしいメーカーですよね!
クラシックだけではなく電子楽器も含めて多くのユーザーがいます。

KAWAIでぼくが印象的なのはX JAPANのリーダーYOSHIKIのクリスタルピアノですね(笑)

スタインウェイやベーゼンドルファーもそうですが、楽器の制作には何かそれに賭ける男たちのアツいドラマがありますよね!!
ちなみにベーゼンドルファーは今ではYAMAHAの子会社となっております。

こういうことを知ってればちょっと楽器を弾くのが今までよりも楽しくなるかも!!?

■otto(オットー)SNS■

●twitter
https://twitter.com/OTTO80313682

●instagram
https://www.instagram.com/otto_piano/

●facebook
https://www.facebook.com/pianootto

●youtube

https://www.youtube.com/channel/UCsAqZvooaON7OaA5J_aVYPg/