突然ですが、皆さんかき氷には練乳を入れる派ですか?
この議題に関しましては皆様も学生時代に論争が巻き起こり、中には殴り合いに発展した方もいるでしょう。
ちなみに私は絶対に練乳は入れない派でした。
何故シロップと氷で完成されたあの美しく美味の芸術に練乳などといった代物を入れなければならないのでしょうか。
そう、かき氷とはつまり「ソリスト」なのです。彼がステージに立つことだけで世界中のホールを満員にし、鳴り響かせることが出来るのです。
出来るのです。
出来るのです
出来るのだと思っていました!
そんな僕が初めてかき氷に練乳を入れたのは高校生の頃でした。当時「愛知牧場」のバーベキューガーデンでバイトをしていました。
そこでは夏になればかき氷を提供するのですが、先輩方から強く勧められて遂に練乳を入れてしまったのです。
恐る恐る口に運びます。シロップはイチゴでした。
すると・・・・
まさにこんな感じ。
今まで「ソリスト」だと思っていたかき氷に協調するようにハーモニーを奏でる練乳。
ドビュッシーでもこんな素敵な和音を奏でることはできなかったでしょう。
まさに僕はその時新たな世界へと足を踏み入れたのです。
少女が大人となり女性となるような・・・。儚く美しいあの瞬間・・・。
僕はなんて今まで狭い世界で生きていたのでしょうか。
まるで白の中に閉じ込もっていたお姫様のように。そう僕はラプンツェルだったのかもしれません。ラプンツェルだったのでしょう。
「一人オーケストラ」といわれるピアノのもう一つの魅力
ピアノは楽器の王様とも言われます。ハーモニーで重要な部分を全て一人で完結してしまうからです。
意外と孤独ですよね。ピアニストは一人で舞台に立ち、一人で全てを表現しなければいけません。
しかしそんな完璧ともいえるピアノをかき氷とすれば練乳のような大きな化学反応を起こす楽器もあるのです。
ブログの最初の画像に出てきている二人組。これはまさにその化学反応を引き起こしたアーティストとも言えます。
今回はこの最高の二人組に関してご紹介をしたいと思います。
アメリカが生んだ最強のカバー集団「The Piano Guys」
Youtubeを中心に活動をし、メジャーからもリリースをしている「The Piano Guys」
ホストに出てくるのはこのピアノとチェロの二人組ですが、基本的には4人のユニットだそうです。
この二人本当に素晴らしい音楽を奏でます!
後演奏している姿がめちゃくちゃ楽しそうなのです(笑)
ピアノとバイオリンならよく聞きますがチェロってありそうで見たことってあんまりないですよね?
チェロは弦楽器の中でも音幅が広く、とても人気の楽器です。
僕も次もし本気で楽器をやるならチェロをやりたいくらいです(笑)
「The Piano Guys」は基本的にはカバーを中心に活動しておりますが、カバーの仕方のセンスが半端なくかっこいいのです。
こちらDJの業界ではかなり有名な「Swedish House Mafia」というエレクトロダンスミュージックユニットの曲「Don’t You Worry Child 」という名曲をインド系カナダ人のボリウッドプレイバックシンガーShweta Subramを招いてカバーした曲。
僕はこれで彼らを好きになりました(笑)
元々メロディアスなダンスミュージックなのですが、そこにチェロとピアノのみならずインド系の歌を入れてくるところがセンスの塊でしかないと思っています!!
めちゃくちゃかっこいいです。是非聴いてみてください!
こちらはOne Directionのヒット曲「What Makes You Beautiful」をピアノを叩いたりはじいたり・・・
様々な演奏方法で表現しています。
ピアノってこんな使い方があったのですね!アコースティックギターを叩いたり・・・・というのは聞いたことがありますが、パーカッションのように、ギターのようにバイオリンのように!(笑)
このようにピアノ一台でも様々な表現方法があります。これもまた電子楽器では出来ない面白いところですよね!!
長いピアノの歴史のなかで変わらず受け継がれているものもあれば進化し、挑戦されているものもあります。
今まで誰も想像つかなかったような表現方法や演奏方法がまだまだあるかも・・・!?
皆様も是非挑戦してみてください!