皆様こんにちは、RIOです。
今回は偉大なる作曲家の第9弾シューマン編です。
Robert Schumann
ロベルト・シューマン(1810〜1856)はドイツのロマン派作曲家で、ベートーヴェンやシューベルトの後継作曲家として知られます。
裕福な家庭に生まれたシューマンは幼いときから音楽に親しんでいましたが、母親の意向で法学の道に進みました。
しかし本人はピアニストを目指していたため、フリードリヒ・ヴィークに師事しました。
がまもなくして、指を壊してしまったためにピアニストを諦め、作曲家に転向しました。
この頃すでに女癖や酒癖は悪かったようですが、猛反対を押し切り、師事していたヴィークの娘クララと結婚します。
このときクララは一流ピアニストとして有名で、シューマンは「ピアニストの付き人」という扱いを受けることがほとんどでした。
クララの手助けもあり、作曲家としても認知され始め、メンデルスゾーンなどとも交流するようになりました。
もともと法学を勉強していたからか、文学等にも造詣が深く、1834年から「新音楽時報」という音楽評論本にて10年間ほど評論もしていました。
この頃から精神病に悩まされ始めましたが、指揮者として活動したり、教育者としても活躍するようになりました。(この精神病は、梅毒の症状だったと発表されています。)
ですが病気が良くなることはなく、1854年には投身自殺未遂、その2年後1856年に亡くなりました。
ここでシューマンの曲を紹介いたします。
子供の情景より「トロイメライ」
ピアノ協奏曲
幻想小曲集Op.73
シューマンとピアノの関係性
シューマンはピアノ曲をたくさん書いており、協奏曲やソナタ、幻想曲が有名です。
彼の作品は「寓話」に仕立て上げられることが多く、先にも述べたように文学に興味をいだいていたため様々な作品がモチーフにされています。
また自分自身が作曲した歌曲のフレーズをピアノ作品の中に散りばめたりもしています。
彼のピアノ作品は妻クララからの影響も大きくあるでしょう。
まだ無名だったロベルトの曲を、一流ピアニストクララが弾くということも多々あったそうです。
作曲家としては自分の曲を演奏してもらい、自分という作曲家を認知してもらうことが何より大切ですからね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
シューマンの描く旋律は本当に甘いんです。クラリネット奏者としては「幻想小曲集」や「3つのロマンス」は本当に外せない曲です。
ottoには、先にご紹介した「トロイメライ」などの楽譜のご用意があります。
気になられた方は是非足をお運び下さい!!!