ピアノ豆知識Vol.6ピアノを一気に家庭に普及させた兄弟分「アップライトピアノ」

最近ブログ面白いね!って言われます。

とてもありがたいことです。こんななんてことない記事にお褒めの言葉を言われるなんて我々近藤家(私近藤一輝と申します。)始まって以来最大の喜びでございます。

しかし、なぜか結構こそっと言われます。もしお読みの方で面白いと思った方は是非とも

大きな声で言ってください!コメントも是非ください!

そうすれば何よりも

僕が大変喜びます!それはもう信じられないくらい喜びます。

喜んだ時の笑顔がかわいいと言われます。是非このかわいい笑顔を沢山出させてください。

何よりも内容が間違っていたりしたときのご指摘や記事にしてほしいネタとかいただけると嬉しいです!
僕にも知らないことばかりだと思いますので。

ピアノとは少し違う?小さなサイズの「アップライトピアノ」

ピアノを語るうえでは外すことのできない「アップライトピアノ」
もしかしたら皆様グランドピアノよりも目にしたことが多いのではないでしょうか?

というのもこのアップライトピアノは一般家庭に設置できるように作られたといっても過言ではないのです。

「upright piano」(直立ピアノ)と呼ばれるだけあって中の構造を縦にすることによって大幅なコンパクト化を図ることが出来ました。
更にコストパフォーマンスも高くなったのでより求めやすくなったのです。

ちなみにアップライトピアノが生まれたのはグランドピアノよりもはるか後、1800年代のアメリカと言われています。
1800年代といえば日本は幕末が始まろうとしています。

1850年代にはすでに欧州ではアップライトの制作が盛んになっていました。黒船の来航が1853年(「嫌(18)でご(5)ざん(3)すペリーさん」で覚えてください。)ですので技術の違いが凄くわかりますね!(笑)

ちなみに日本ではアップライトは日本楽器製造株式会社(のちのYAMAHA)を中心に作られましたのでこれよりまた遥か先の1900年代となります。

ちなみに1800年代といえばその直前1700年代後半にめちゃくちゃ大きな事件が起きていますよね??皆さんご存知ですか??

そうですフランス革命です!!

テニスコートに集まって「俺たち憲法出来るまでぜってぇ解散しねぇから!!」という誓いを立て始まったフランス革命。悲しくも多くの犠牲者を出しながら革命が成し遂げられました。

そうですまさに「レ・ミゼラブル」です。

ちなみにこの一番最近映画化されたヒュージャックマン主演の「レ・ミゼラブル」
再人気沸騰に大きく貢献をしましたが、ミュージカル映画史上初のとんでもないことをしたのをご存知ですか?

見た方は知っているかと思いますが、実はこの映画歌の部分を撮影の時そのまま歌って録音しているのです!
普通は歌は後にとってそれを口当てで撮影するのですが、リアリティを追求するために生録音でやったそうです。

現場の緊張感半端なさそうですよね・・・。

そのせいかアンハサウェイが歌う「i dreamed a dream」はマジで泣きそうになりました。(男の子なので我慢しましたが。)
見てない方は是非。超オススメのミュージカル映画です。

ちなみにマリーアントワネットは「パンが食べられないならケーキを食べればいいじゃない」というのは言ってないそうですよ。

ちなみにちなみに「i dreamed a dream」はあのイギリスの有名な番組「Britain’s Got Talent」でスーザンボイルが歌い、一気にスターダムに上がったのがめちゃくちゃ有名ですよね?知ってますか!?知らない人は見てください!これも絶対泣きます!

さてなぜここまでフランス革命のことをアツく語ったかといいますと、これだけのことです。音楽にも影響がなかったわけではありません。

このフランス革命を機に音楽は「古典派」から「ロマン派」という時代に移り変わります。

フランス革命ってめちゃめちゃ簡単に言えば「みんな平等にしてやろーぜ!!」っていう活動なんですね。

それまでの音楽はある程度お金持ちで教養があって、音楽を知っている人がコンサートを見に来てたのです。
なので難しい曲や分かりにくいメロディの曲でも「なんとこんな作り方で素晴らしい!!」となっていたのですが、みんな平等になって今まで音楽を聴けなかった人たちが聴きに来るようになると難しい曲よりもメロディがわかりやすい曲の方がウケがよくなってきてしまったのです。

そこで「ロマン主義」という新たな時代が始まりました。台頭したのは晩年のベートーヴェン、ショパン、チャイコフスキーなどなどです。
ベートーヴェンの最大の名曲「交響曲第9」は古典、ロマンの集大成とも言われています。

階級がなくなったことでより沢山の人が音楽を知り、音楽を聴き、音楽を学ぶことが出来るようになったのです。

そういったことにも後押しされ「アップライトピアノ」は一気に一般家庭に普及されていくのです。

ピアノのようでピアノではない「アップライト」

アップライトピアノはグランドピアノと違いハンマーが垂直方向に動くのではなく、鉛直方向に動くので鍵盤の戻りが遅く早いパッセージが弾きにくいと言われています。

それを補うためアップライトは様々な改良がされてきました。今ではかなりグランドピアノに近いピアノとなっております。

独特な落ち着く温かみのある響き

筆者であるイッキは実は「アップライトピアノ」が大好きです。
最近作る曲もアップライト音源で作ることが多くなってきました。

それはなぜか、響板が小さかったりする分独特の温かみのあるサウンドを聴くことが出来るのです。

中でもいいライブ映像をご紹介します。

またまた登場していただきましたフランスのアーティストFKJ.。彼は好んでアップライトを使います。
かなりカスタマイズされていますが、曲と場所の雰囲気に凄くあってるめちゃくちゃいい響きとなっております。

こちらは世界のモンスターバンドCold Playの「Paradise」のライブ映像です。
Cold Playのクリス・マーティンも好んでアップライトを使います。

装飾が良いですよね(笑)めちゃめちゃかっこいいです。
ストレートな響きがするアップライトは力強いのでポップスには凄く合いますね!

とにかくこのライブかっこよすぎです・・・。

電子ピアノも見た目は「アップライト」に近い見た目をしていますよね!
いつか生のピアノをお考えの方「アップライトピアノ」是非チェックしてみるといいかもしれません!

ちなみに7/1のレセプションパーティーの様子がアフタームービーとなっております。

僕も映っています!!是非ご覧くださいませ!!