皆様、こんにちは✨沙織です。
つい先日、音楽之友社さんの【ONTOMOWEB】より先行発表にて、
– otto piano Concours vol.02 supported by Technics- の課題曲が発表されました😃
また新たにvol.02のスタートを切らせて頂いたという事で、
とてもドキドキワクワクしております💛
🔹コンクールvol.02の詳細は、こちらのブログページを是非ご覧ください✨
さて、音楽之友社さんの【ONTOMOWEB】より先行発表になりました、
vol.02の課題曲なのですが、
以下の様になりました。
👑部門はビショップ(初級)、ルーク(中級)、クイーン(上級)の3部門。
課題曲は各部門で【1曲】のみとなります。
・ビショップ(初級)部門
バッハ《メヌエット ト長調》BWV Anh.114
・ルーク(中級)部門
ドビュッシー《 亜麻色の髪の乙女》
・クイーン(上級)部門
ショパン《英雄ポロネーズ》
⭐︎ビショップ(初級)部門の課題曲のオススメ動画や音源を
ご紹介させて頂きます♫
そもそも、バッハ《メヌエット ト長調》BWV Anh.114 というのは、
どんな楽曲なのでしょうか??😃
元々は、クリスチャン・ぺツォールトというドイツのオルガニストであり作曲家の作品。
のちに、J.S.バッハの《アンナ・マグダレーナのための音楽帖》という曲集の中に、
メヌエット ト長調を載せていたために、バッハの作曲であると思われてきました。
また、この時代の鍵盤楽器というのは現代のようなピアノではなく、
画像のような「チェンバロ」という楽器で弾かれていました。
下記にチェンバロでの演奏のリンクを貼ってありますので、
ぜひ、その音色を聴いてみてください♫
■水野直子さん チェンバロによる演奏
チェンバロの独特のサウンドは心地良く、また優しい明るさのある演奏✨
バロック時代の楽器と現代の楽器ではピッチが違うため、
ピアノで弾くものとは、調性が違く聞こえます。
■楽譜を見てみたい方はこちら。(奏者不明)
実際に楽譜を目で追いながら、音を確認することができます。
とても楽譜に忠実に弾いているので、まずは音やリズムを確認したいという方は、
こちらをご参考ください✨
■Ton Koopman ハープシコードによる演奏
ハープシコードによる演奏。
先程のチェンバロの英語圏での名前が、ハープシコードとなります。
テンポは先ほどより快活に早く、バッハの時代の代表的な奏法の一つである装飾音符も
沢山入っており、華やかな印象ですね!
■Daniil Trifonov(音源のみ)
優しくあたたかみのある、羽毛の様なサウンド。
装飾音符も多すぎない程度に入り、また独特なメロディーのタメ感や、
時々あらわれるチェンバロの様なノンレガート感。とはいえあくまで乾きすぎない
音色が、バロックへのリスペクト感も感じさせる。
メヌエットという形式の楽曲を、現在のモダンなピアノという楽器で演奏するにあたって、
あくまで自然に、かつ素敵な変身をさせた演奏なのではないかと思います✨
🎹ちなみに、Daniil Trifonovさんというピアニストは…
otto沙織もだいぶ前から知っているピアニストの一人なのですが、
歳を重ねると共に、深みが増してきて益々素敵になられている、
そんな現代を代表するピアニストの一人です。
豊富なピアノ協奏曲のレパートリーを持ち、ソリスト、室内楽奏者、作曲家として
クラシック界で今もっとも勢いのあるロシア人ピアニスト。
完璧なテクニックと類まれな感受性や深みを合わせ持ち、
聴く者に畏怖の念を抱かせるほど圧倒的な演奏を繰り広げる。
マルタ・アルゲリッチは、「優しさも悪魔的な一面も…彼はすべてを持ち合わせている。こんな素晴らしい演奏、今まで聴いたことがありません。」
と言わしめたピアニストであるという!!
いやぁ。。あのアルゲリッチ様にそんな事を言わせてしまうなんて。。😭✨
■LANG LANG(音源のみ)
そして言わずと知れた、現在のスターピアニストの一人。ランラン。
以前にも、ブログのオススメ動画ページにて取り上げさせて頂きました。
どんな時代の作品でも、自分の解釈と語り口にて演奏ができてしまうランラン。
ただ、自らの解釈と言っても分析、研究による裏打ちがしっかりしてるから、
説得力が高い。
タイトルの「メヌエット」というのは、このような踊りです 😲💡
演奏する際の解釈のヒントやインスピレーションに、ぜひご覧ください✨
バッハという作曲家をもっと詳しく知りたい方は…
ottoのRIO作成ページ📘
THE GREAT COMPOSERS -偉大なる作曲家- 第1弾 バッハをご覧ください✏️