皆さまこんにちは、カヨです。
お客様から非常にご質問の多い、目的・用途別にピアノをご紹介したいと思います♪♪
▼vol.1『ピアノ教室に通う前にピアノは必要?』はコチラ▼
▼vol.2『なんで高いピアノがいいの?〜鍵盤編〜』はコチラ▼
今回はvol.2-2『なんで高いピアノがいいの?〜スピーカー編〜』です!
Q.なんで高いピアノがいいの?
A.アコースティックピアノにより近づけるため、鍵盤やスピーカーなどこだわって作られているからです。
鍵盤タッチのアコースティックな部分と、音の響きや広がりを左右するスピーカーといったデジタル部分。
これらのグレードが上がれば上がるほど、電子ピアノのお値段も10万円、20万円、30万円
それ以上とお値段が変わり、それだけアコースティックピアノに近づいていきます。
分かりやすく解説します。
ピアノは、鍵盤タッチ、ペダル、打鍵時の音の鳴り、弾いた時の響きなどがとても大事。
奏者は、これらを全て「感覚」で捉え、ピアノの鳴りや響きに合わせて
弾く時の力の入れ方や抜き方、ペダルを踏む・離すのタイミングなどを変えています。
これらの動作をお話の中で数値のように分かりやすくお伝えることはなかなか難しいですが、
テクニック同様にその「感覚」をも鍛える必要がピアノにはあります。
アコースティックピアノのような電子ピアノとなると、安価な製品ではテクニック、表現力を
鍛えることは限界があり、より上達を目指すのであれば、30万円以上のピアノがオススメです。
なんで安価なピアノは上達が難しい?
大きな違いは『鍵盤』と『スピーカー』にあります。
vol.2『なんで高いピアノがいいの?〜鍵盤編〜』は▶︎コチラ◀︎
スピーカー
電子ピアノに搭載されているスピーカーの数は、2個以上からになります。
搭載されているスピーカーの数と、大事なのがアンプ出力のワット数。
実はこれ、ヘッドホンをしていても大いに関係がありますよ!
声の大きさをベースに例えていきます。
声 | スピーカー数 | ワット数 |
小 | 2 | 20w |
中 | 4 | 30w |
大 | 6 | 40w |
このように、声が大きれば大きいほど出力ワット数が大きくなります。
また、スピーカーが搭載されている位置も大きなポイント。
据置型タイプの多くの電子ピアノは、写真の⭕️の位置、鍵盤の真下両サイドに
搭載されています。
スピーカーが2つの場合はコチラに搭載されていることがほとんど。(卓上タイプは異なります。)
4つ、5つ、6つと増えてくると鍵盤前に付いたり、ピアノ上部に付いたりします。
スピーカーの数が増え、出力数が大きいほど、それだけピアノの響きが、より
アコースティックピアノのように広がることを意味します。
この音の響き&広がりは、感覚を鍛えるためにとても重要ポイントです!!
ヘッドホンするからスピーカーにこだわらない?
確かに、スピーカーではなくヘッドホンを使うのであれば、関係なさそうですよね?
でも、出力ワット数は特に関係があります✨
先ほどの声の大きさで例えると、コソコソ小さな声で「あいうえお」と、
ハキハキ大きな声で「あいうえお」では聞こえ方が全然違いますよね?
出力数が大きいということは、ppやpppのように繊細な音も
ヘッドホンでもしっかり聴き取れることができます。
弾けているのに聴こえない…。は、すっごくもったいないです💦
テクニックや表現力など、より上達を目指すには上位機種の電子ピアノを
オススメいたします🎹✨
でも…いきなり小さな子に数十万円のピアノはちょっと考えちゃうなー。
続くかまだ分からないし…どうしよう。
と、お悩みの方、次回の
『こども向けの入門ピアノはどのピアノ?』
でご紹介したいと思います。
ぜひお楽しみに〜♪♪