THE GREAT PIANO PIECES  -偉大なるピアノ名曲-第6弾 水の戯れ

皆様こんにちは、ピアノ・鍵盤楽器専門店/スクール otto のRIOです。

今回は、ラヴェル作曲の水の戯れをご紹介いたします。

Jeux d’eau

水の戯れは、ラヴェルがパリ音楽院在学中の1901年に作曲した曲で、当時の師であるフォーレに献呈されています。

この曲は「水にくすぐられて笑う河神」というレニエの詩の一節が掲げられており、曲はリストの「エステ荘の噴水」に影響を受けていると言われています。

それでは様々な演奏を聞いていきましょう。

1.マルタ・アルゲリッチの演奏です。

5〜10℃くらいの水に思えます。もちろんいい意味で、すごく冷たく、硬い、刺すような音色に聞こえますね。

2.辻井伸行さんの演奏。

アルゲリッチよりも温度が高いような気がします。20℃くらいでしょうか?

ソフトですね。アルゲリッチは硬水、辻井さんは軟水といったところでしょうか。

3.角野隼斗さんの演奏。

うまい!という一言ではなく頭の良さが伝わる、緻密な演奏ですね。

4.スヴャトスラフ・リヒテルの演奏。

指定のテンポよりも大分早いですが、音楽に軽やかさがあり非常にスッキリ聞ける演奏です。

5.ティファニー・プーンの演奏です。

かなり音楽を揺らしていますね。楽譜には正確に弾くように書かれていますが、それが必ずしも答えではないというところが面白いですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この曲は、作曲された当初は評価がかなり二分化されていたようですが、今ではここまで奏者の色が出る名曲になりました。

皆さんはどの演奏がお好みでしたか?

ピアノ・鍵盤楽器専門店/スクール ottoでは様々な電子ピアノや、楽譜を扱っております。

ぜひ足をお運びくださいませ!