皆様、こんにちは。久しぶりに「偉大なる作曲家シリーズ」の更新です。
今回は、オペラ作曲家として知られるロッシーニについて解説していきます。
Gioachino Rossini
ジョアキーノ ロッシーニ(1792〜1868)は、イタリアの作曲家で、主にオペラ作曲家としてその名が知られていますが、宗教曲や室内楽曲なども手掛けており、今後紹介予定のショパンなどにもその作品は人気だったと言います。
18歳頃から、すでにオペラ作曲家としての頭角を表しており、「アルジェのイタリア女」は今でも有名な作品です。
24歳のときにはロッシーニ作品の中では一番と言っていいほど人気な「セビリアの理髪師」を作曲しています。
この曲を聞いたベートーヴェンは「あなたはオペラ・ブッファ(演劇と音楽から構成される舞台芸術)以外のものを書いてはいけません」と言ったほど。
ただベートーヴェンはこの人気に少しばかり嫉妬もしていたそうですが(笑)
1823年には、フランス国王の即位のために曲を書き、献上しました。その功績から「フランス国王の第一作曲家」の称号と終身年金を得る事になりました。
37歳で「ウィリアム・テル」を書いた後にオペラ作曲家を引退し、その後は宗教曲を中心に作曲しました。
また食への関心から美食家としても知られており、ロッシーニの名がついている料理も存在しています。
セビリアの理髪師 序曲
ウィリアム・テル 序曲(動画の8:45頃から有名なところです。)
クラリネット曲も紹介させてください(笑)
序奏 主題と変奏
ロッシーニとピアノの関係性
ロッシーニはやはりオペラが有名ですが、ピアノ曲も存在しています。
私自身、生で聞いたことはないのですが、ロッシーニがオペラ作曲家引退後、半分冗談のように書き上げた作品集「老いの過ち」という曲があります。
ロッシーニは自分のことを「四流ピアニスト」と呼び、食事会の余興や客人のおもてなしとしてピアノを弾いたり、歌手と共演したりしていたそうです。
最後に
いかがでしたでしょうか。先に紹介した「老いの過ち」では料理の名前がついた作品や、鎮痛剤や痙攣など持病に悩まされたロッシーニならではのユニークな曲が多いです。オペラ作曲家に向いていたのでしょうね。
今後は有名な作曲家がバンバン続いて行きます。
乞うご期待!!