皆様、こんにちは。
今回は、根強い人気があるマーラーをご紹介いたします。
Gustav Mahler
グスタフ・マーラー(1860〜1911)は、オーストリアで活躍した、作曲家、指揮者です。
キリスト教の合唱団に所属していた彼は、精力的だった父に支えられ、早くから音楽教育を受けていました。
4、5歳でアコーディオンやピアノに触れ、9歳では彼の出生地であるイーグラウ(現チェコのイフラヴァ)の音楽学校に入学しました。
15歳でウィーン国立音楽大学に入学しピアノと作曲を学び、共に優秀な成績を修めます。
またその頃、ウィーン大学にてブルックナーの講義を受け、深い交流が始まりました。
卒業後の24歳のときは、ベートーヴェンの「交響曲第9番」やメンデルスゾーンの「聖パウロ」で指揮者デビューしました。
30〜40代にかけては、指揮者として実績を残しつつ、今でも度々演奏される交響曲を比較的コンスタントに書き上げていきました。
42、3歳では立て続けに娘が誕生、44歳ではウィーンに「創造的音楽家協会」が作られ、そこの名誉会長に就任しました。
順調と思われましたが、3年後長女が病死、自身も心臓病だと診断されました。
その後、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場からの招待で何度か渡米をし、交響曲を書いて自演などしましたが、51歳で亡くなります。
ここで有名曲をご紹介いたします。
「交響曲第5番」
「リュッケルトの詩による5つの歌曲」
「子供の不思議な角笛」
マーラーとピアノの関係性
マーラーには全くと言っていいほどピアノの作品がありませんが、16歳のときの作品に「ピアノ四重奏曲」があります。
この作品は、マーラー自身がウィーン音楽院に在籍しているときの習作で、1楽章のみ残っているため、断章となっております。
若い頃の作風のため、ワーグナーやブルックナーよりは、シューベルトやブラームスのような穏健な作風となっています。
ですがその中には、チャイコフスキーやドヴォルザークのような美しさも感じられ、将来有望だったことがわかります。
また先程ご紹介した「交響曲第5番」の第4楽章 アダージェットは、マーラーの作品の中でも特に有名な曲で、よく年末にベートーヴェン「交響曲第9番」と共に演奏されることが多いのですが、ピアノピースとして編曲もされています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自分はまだマーラーの作品に触れたことがないので、これからが楽しみです。
マーラーの交響曲はどれも演奏時間が長いので、体力をつけておかないといけないなと思いました。笑